Overview

概要

Chapter04

ゲーム制作の流れを
知ろう

4-1

ゲームが出来上がるまで

それでは、これだけ多くの各職種・各部署の人たちは、どのように連携してゲームを作り、これを運営しているのでしょうか?実際に出来上がるまでの大きな流れを確認してみましょう。

・発想/ブレスト

チーム全員で自由にアイデアを出し合い、テーマや世界観、ゲーム体験の核となる「遊びの種」を探ります。ジャンルやターゲット層を限定せず、幅広い発想から方向性を模索します。

・市場調査/分析

同ジャンルの人気作品やトレンド、ターゲットユーザーの嗜好を調べます。競合タイトルの強み・弱み、価格帯、販売形態などを比較し、自分たちの企画がどの市場ニーズに応えるのかを明確にします。マーケティング担当やプロデューサーが主導することが多い工程です。

・コンセプト立案

発想・分析をもとに、ゲームの核となる体験やテーマを定義します。「どんなプレイヤーに、どんな感情を与えるか」を中心に、ストーリー・キャラクター・アート方向性を設定します。

・企画概要書(コンセプトアートやイメージ映像を添付)

ゲームの概要、ジャンル、主要システム、世界設定、開発体制、予算、スケジュールなどをまとめ、企画の魅力と実現性を整理します。承認を得るための最初の公式文書であり、後の全工程の基盤となります。

・デザイナー/エンジニア:コアゲーム検証

ゲームの「核となる遊び」が面白いか、短時間で確認する段階です。簡易な操作やシステムを実装し、手触りやテンポ、フィードバックを評価します。

・アーティスト:技術検証/各種デザイン案作成

新しいエンジンや技術的要素が問題なく動作するかを確認します。同時に、仮のモデルやUIを作成して画面構成を検証します。

・マネージャー:制作計画を作成(予算と期間)

実際に開発を進めるためのリソース配分、スケジュール、チーム体制を整理し、リスクを洗い出します。マネージャーが中心となってまとめます。

・審査会

試作品をもとに、プロジェクトを本格制作へ進めるか判断します。ゲーム性・完成度・採算性などを複合的に評価します。

・デザイナー:各仕様作成/レベルデザイン

遊びの核を拡張するように、必要な要素を具体化していきます。キャラクター、バトルシステム、ステージ構成、敵配置、難易度曲線、UIフロー、ナラティブなどゲームを構成する要素を詳細に設計します。

・エンジニア:各仕様組込み

エンジニアが実際にプログラムを実装し、仕様を反映させます。並行してデバッグやツール整備も行われます。

・アーティスト:各パートでのデータ制作

キャラクター、背景、エフェクト、モーションなどの素材を制作し、ゲーム内に統合します。アーティストやモデラーが中心です。

・サウンド:作曲/音響環境作成

音楽や効果音を作成し、ゲームの雰囲気を補強します。サウンドのタイミングや音量バランスも調整されます。

・バーティカルスライス

主要機能を一通り体験できる状態を作り、全体の完成度やシステムのつながり、クオリティラインを検証します。問題点を抽出して本制作を調整します。バーティカルスライスが完成すれば、それを基準に量産の作業を行い、ゲームを完成させていきます。

・テストプレイ/ゲームバランス調整

実際にプレイしながら難易度・テンポ・チュートリアルのわかりやすさを確認し、改善します。バランス調整はプレイヤー体験を左右する重要工程です。

・デバッグ

バグや挙動不具合を洗い出し、修正を繰り返します。自動テストだけでなく、人による実機確認も実施されます。

・マスター作成

リリース可能な最終ビルドを作成し、各プラットフォームの審査に提出します。ここでの安定性確認が非常に重要です。

・プロモーション素材作成

トレーラー動画、スクリーンショット、公式サイト用素材などを制作し、広報・販売戦略と連動させます。

・追加DLC(ダウンロードコンテンツ)制作

新ステージやキャラクター、イベントなどのコンテンツを制作し、ユーザーの継続的なプレイを促したり、マネタイズを行ったりします。

・運営/バージョンアップ制作

不具合修正、機能追加、イベント対応など、サービス運営を維持するための継続的な更新を行います。ユーザーからのフィードバック反映もこの工程です。

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